暗黒館の殺人
- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/16
- メディア: 文庫
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待ち望んでいたはずなのに、いざ手に入れてみると
4巻というボリュームに怖気づきますね。
積み上げた厚みに見慣れたところで読み始めてみましたが
意外とすいすい読めるものでして一週間もかからず読了。
面白かったけど、これは推理小説じゃないスね。
が、おなかいっぱいゴシックホラーの雰囲気が楽しめました。
今までの館シリーズとはちょいと雰囲気が違います。
そういう意味では「びっくり館」もこの路線だわねえ。
最も大仕掛けなトリックはなんとなく予想できるので、驚きは少ないです。
やっぱそうかーと思った。むしろ親切にあちこちでヒントが出てましたし。
あとアイツとコイツのやり取りが
一部の婦女子にムハー!なのかもしれませんが、
ワシとしてはまあダルかったス。
「お前がぐだぐだもったいぶるから
これだけのボリュームになったんだろがい!」
とちょっとキレてやりたいくらいです。