季節外れ?

昨日は珍しく事務所最後の退出者となりました。
ウチの部署は6階建ての自社ビル最上階にあるんですが
どうやら屋上へ続く階段にオジサンの幽霊がいるようです。


まワシには霊感なんて繊細な性質は備わって無いので
全く見たことも聞いたことも無いんですけどね。
見える人曰く、
・階段の上の方から見下ろしてた
・男子トイレの隅の壁に半分埋まってた
・給湯室に入っていった
と、実に控えめな活動をなさってる霊だそうで。
電気をつけたり消したりラップ音を立てたり
物理的ないたずらは一切しない、静かな隣人といったところでしょうか。


そんな話も忘れかけてた夕べ、
みんなが帰って自分の仕事も片付いて戸締りをして
さて帰るか、と階段を一段下りた瞬間


くいっ


と首の後ろに何かが当たる感触。
その刹那、何故か霊のオジサンのことを思い出して
ヤバイヤバイ何かわかんないけどヤバイ!
と階段を駆け下りたんですが


よく考えたら首に当たったのはネックストラップでした。
iPodを付けたネックストラップをマフラーの上にかけてたはずなのに
駆け下りてみたらマフラーの下にもぐりこんでました。
どうやら階段を下りた振動とiPodの重みで
ストラップが首に滑り降りたというのが真相のようです。


そもそもオジサンは随分前から目撃情報があるのに
物理的活動は一切報告されていないんだよね。
もんのすごい形相&勢いで階段を駆け下りた自分の姿を想像して
情け無いやら可笑しいやら恥ずかしいやら。